カップヌードルの思い出と最強の病児食アイスクリーム
9/18がカップヌードル生誕48周年の記念日だったと言うニュースを読みました。
なんと私の生まれ年に発売
なんですよね(^^; これは長年ずっと母親から聞かされ続けています。
「あんたが先天性股関節脱臼の手術で入院中に全然ご飯を食べないから、カップヌードルなら食べるかも?!と思って岩田屋(福岡の老舗デパート)に行ったら"発売されてそんなに時間が経ってないから福岡ではまだ売ってない"って言われた」と… この話を聞く度に"母、ごめんよ~。ありがとう"といつも思っています。
とにかく入院中だった1歳児の私は病院食を断固拒否していたらしいです。全然覚えていませんけど… うわー、申し訳ない!と、今は思います。病気の乳幼児が全然ご飯を食べないなんて、大人は焦りますよね…
幸いにして、うちの子は好き嫌いもほとんどなく割りと色々食べてくれます。アレルギーも皆無です。なんてラッキーなんだろうと思うし、アレルギーを持つお子さんのいる方の努力には素直に頭が下がります。
大変恵まれた事に
私の母は専業主婦だったので、味噌まで手作りをしていました。お弁当も作ってくれていたので、なんと20歳近くになるまでインスタントラーメンの類いは全く食べた事がありませんでした。
初めてカップの焼きそばを作った時は母親と一緒だったのですけど、ソースを先に入れてしまい大失敗。なのに二人して「やっぱりこう言う食べ物って美味しくないんやね~」と会話した事を覚えています(^^; あんたらが間違ってるだけやろ!と、メーカーさんからハリセンでどつかれそうですよね。
結局頼みの綱は
アイスクリームだったそうです。
看護婦さん(当時はまだ看護師ではなく看護婦と呼ばれていました)から「子供がご飯を食べない時はアイスクリームが1番栄養補給に良い」と聞いたそうです。この場合のアイスクリームは正しく定義された乳固形分のアイスクリームです。
アイスクリームの定義
割りと知られて来てはいるかもしれませんけど、実はスーパーで売られているアイスクリームが全部アイスクリームとは限りません。厚生労働省で決められているアイスクリームの分類は↓の通りです。
- アイスクリーム : 乳固形分15%以上
- アイスミルク : 乳固形分10%以上
- ラクトアイス : 乳固形分3%以上
ちなみにアイスクリームは乳脂肪8%、アイスミルクは乳脂肪3%と言う事も加わります。
病気の乳幼児に最適なアイスクリームは
乳固形物の最も高いアイスクリームと定義された物です。これなら、たんぱく質・乳脂肪・カルシウム・ビタミンが含まれた栄養たっぷりな食べ物ですから。
何より優れているのは、病気の乳幼児のお世話で寝不足になりがち・自身も体力を消耗しているお母さん達も用意が楽だと言う事。商品を厳選すれば、原料にこだわりのある安心出来る物を食べさせられる事だと思います。
私自身も経験がありますけど、病児のお世話で1週間の間1日1,2時間しか寝ていないって時がありました。仕事にも行っていたので、最後には天井がグルグル回って見えた事を覚えています(笑) こうなる前に上手にお母さんも休息を取る必要があると思います。
お母さんは良い意味で手を抜けて、子供は子供で大好きなアイスクリームと言う事で喜んで食べてくれる… 最強の病児食だと思っています。
極めつけは、薬をなかなか飲んでくれないお子達もアイスクリームに混ぜれば結構な確率で飲ませる事が出来ます。うちの子は最終手段として、最も薬の味がごまかせると聞いたチョコレートアイスに粉薬を混ぜたところ「今までの努力は何だったの?!」と思う程すんなり飲ませる事に成功しました。
これからの季節、風邪等で発熱する際はぜひ試してみて下さい。発熱時の冷たい食べ物と言う点でも喜んでもらえると思います。