外転枕の話
弾性ストッキングの話をしたら、次は外転枕の話もいるかな?と言う事で…
私は使いませんでした。
術後何かが違うような気がしていました。それが何なのか気付くまでに数日かかったのですけど、外転枕と言われる枕を使っていませんでした。
外転枕とは?
人工股関節置換術の後に足の間に挟む台形の大きな固めのウレタン材の枕?です。後方アプローチで人工股関節になった足を内転すると脱臼しやすいと言う事で、脱臼防止の為に使います。足を固定するのにベルトを使用します。
※内転=足を内側に移動させる動き。動作としては、正座を崩した横座りのような動作がそれに当たります。
ちょうどこんな感じ↓
拷問かよ?って感じじゃありません?
使用する事を考えただけで
ブルーになる品物ですよね…寝返りがーとか言ってる場合じゃなくて、身動き出来なさそう… 手術を受けるに当たって、これを使う事だけが嫌でした。
ところが、実際はこれが無かった!あれ?普通の枕が足の下に置いてあるだけじゃん??って言う事に、数日後に気付きました。
さっそくその日の夜に回診に来た先生にそれを話すと「あ、外転枕ね。あれはもう使ってないよ。今は前側方アプローチって脱臼し難い方法で手術してるからね。昔の後方アプローチだった頃は使ってたんだけどね、今はほとんど使ってない」との事。
\(^o^)/前側方アプローチ万歳\(^o^)/
もし希望を言わず、最初に先生が言った通りに昔の骨切り術の手術痕を利用して後方アプローチにしていたら…きっとこれに3週間近く縛り付けられていたんでしょうね…恐ろしや((( ;゚Д゚)))
※手術の説明の時に先生に後方アプローチを言われ、前側方アプローチにして欲しいと先生にお願いした経緯があります。