車椅子の利用
生まれて始めての車椅子
人工股関節になって、生まれ始めて車椅子を使用しました。手術の翌日から車椅子を使ったのですけど、痛いしフラフラだし…で少し大変でした。
「危ないから、車椅子の乗り降りは必ず看護師さんを呼んでね」と先生から回診の度に言われていました。なので最初のうちはそうしていました。
でも…週末は看護師さんも人数が少ないので、なかなか来てもらえません。"自力で大丈夫なんじゃね?"と思える状態になっていたので、以降コッソリ自力で車椅子の乗り降りをしていました。
先生には「看護師さんを呼んで良いから」と叱られたのですけど、人様に何かをお願いする事がどうしても苦手で…昔「お前は俺がいなくても生きて行ける」とマンガのようなセリフで別れを切り出された事があるくらいなんです(ちなみに「まあ、確かにそうだよね」と回答して最後まで相手をガッカリさせていました)。
こんな感じだったので、歩行器への移行を言われた時は本当に嬉しかったです。
それにしても
ありがたい事に車椅子だと皆さん本当に親切にして下さるんですね。病院内だけでの話で、実生活だとそうとも限らないのかもしれませんけど…
同じ入院中の患者さんにまで親切にして頂きました。中にはご自身も入院中でご高齢なのにエレベーターから降りる際に自ら進んで車椅子を押して下さった方もいらっしゃいました。「ありがとうございます、でも大丈夫です」とお断りしても「良いよ良いよ、どっちに行くの?」と。入院して人の温かさを実感する事も出来ました。